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ホーム勝負の明暗ローズステークス 2019【回顧】春の実績組が強かったが、上がり馬も悪くない!

ローズステークス 2019【回顧】春の実績組が強かったが、上がり馬も悪くない!

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】ローズステークス 2019 における勝負の明暗

馬 名 騎手 タイム 着差 通過順位 上3F 調教師
4 4 ダノンファンタジー 川田将雅 1.44.4      07-05 33.1 1 (栗)中内田充
8 11 ビーチサンバ 福永祐一 1.44.4 クビ    02-01 33.4 6 (栗)友道康夫
6 8 ウィクトーリア 戸崎圭太 1.44.4    04-03 33.3 2 (美)小島茂之
7 10 シゲルピンクダイヤ 和田竜二 1.44.6 1 1/4    04-05 33.3 4 (栗)渡辺薫彦
1 1 メイショウショウブ 池添謙一 1.44.9 1 3/4    04-08 33.4 8 (栗)池添兼雄
8 12 スイープセレリタス ルメール 1.45.1 1    01-02 34.1 3 (美)藤沢和雄
5 5 モアナアネラ 北村友一 1.45.1 ハナ    11-08 33.5 10 (栗)石坂正
6 7 アルティマリガーレ 浜中俊 1.45.1 クビ    08-03 33.9 7 (栗)佐々木晶
5 6 シャドウディーヴァ 岩田康誠 1.45.4 1 3/4    03-05 34.1 5 (美)斎藤誠
10 3 3 ビックピクチャー 岩田望来 1.45.8 2 1/2    08-08 34.3 9 (栗)藤原英昭
11 2 2 ベストクィーン 幸英明 1.45.8 ハナ    08-11 34.0 12 (栗)西橋豊治
12 7 9 ラシェーラ 藤岡佑介 1.45.8 クビ    12-12 33.9 11 (栗)笹田和秀

 

率直に申し上げよう。

今年の3歳馬、春クラシックを戦った面々のレベルに関して

あまり高くないのでは?

と考えていた。

 

【桜花賞】で上位を争った面々の多くが【オークス】で好走できず、またその【オークス】に別路線から参戦して2着に好走したカレンブーケドールも、秋初戦で3着に敗れた。

予想家としての長い経験上、このようにトップクラスがころころ変わる世代は、抜けた主役が不在であるだけではなく、レベルが高くなかったケースが多い。

 

逆に!レベルが高いと言われ、またその頂点にいる馬が歴史に名を残した世代!

例えば2012年のジェンティルドンナ世代や、昨年のアーモンドアイ世代は、春2冠、そして秋にかけて、上位の顔ぶれが大きく変わることはなかった。

 

そんなこともあり、今回の【ローズS】は「春2冠路線にかかわらなかった、夏の上がり馬にもチャンスがある」と考えた。

だが、結果は春2冠を戦った馬が上位を独占。それも、直線の攻防は見応え充分!

どうやら、私の見方は少々甘かったようだ。

 

今年に関しては、確かに上位の顔ぶれがコロコロかわってきたが

高いレベルの馬が数多い

というのが正解かもしれない。

 

勝ち馬は本当に強い!

特に優勝したダノンファンタジーに強さには本当に驚かされた。

 

レコードに関しては、馬場状態の問題もあるので、どうこう言うこともない。

だが、明らかに展開では内、そして前を走っていた2&3着馬が有利な状況の中、外から上がり最速の末脚で差し切った姿は、まさに

力の違いでねじ伏せた

という印象を受けた。

 

ちなみに、鞍上の川田騎手はレース後、以下のようなコメントを残している。

流れのいい形ではなかったので少し苦しいなと思いながらでしたし、直線でも課題を見せていてそれを修正しなければいけないとも思いますが、それでも勝ちきれたので良かったです。秋華賞ではより能力を出せる形で向かえればと思います

 

鞍上の言う通り、確かに修正する余地が残っているようにも見えた。

それでいて、力の違いでライバルたちをねじ伏せるのだから素晴らしい。

上で書いた「高いレベルが数多い世代」

その中でも、やはりスケールは一枚上なのかもしれない。

春の時点でも見せていた気難しさがあるために、鞍上にとっては気が抜けない戦いが続くとは思うが、まともに力を発揮することさえできれば!

秋華賞での勝ち負けの可能性は極めて大きいとみる

 

とはいえ上がり馬も

最後に

「春の実績馬のレベルが高かったとはいえ、上がり馬がダメということではない」

これは強調しておく必要がある。

特に6着のスイープセレリタス。

 

ラストで失速したとはいえ、4コーナー過ぎまでの手応えは素晴らしかった。

そこからの急失速は、力負けではなく、単に距離適性の部分だろう。

そのあたりは、ルメール騎手がレース後に残した

距離が長いかもしれません。

というコメントと同感。

次走、マイルあたりでの激走に期待する!

 

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4着・シゲルピンクダイヤ

【桜花賞】2着馬という実績を思えば、今回の4着という結果は物足りなく思えるかもしれない。

だが、これは鞍上も語っている通り、レース前に入れ込んでいた分がラストで響いたということだろう。理由がハッキリしているから、悲観することもない。

それより、ゲートだ!

常にゲートの心配を伴っていた馬が、スムーズにスタートできたというだけで、大きな成長ではないだろうか。

秋華賞本番、多少でも入れ込みがマシになれば、勝ち負けの可能性は十分にある。

要注意だ!

【ローズステークス 2019】のレース後の関係者のコメント

~レース後のコメント~
1着 ダノンファンタジー(川田将雅騎手)
「スタートで出すぎたと思いました。ハナに行きたくなかったので行く馬を待ちながらになりました。遅く感じた流れの中でみんな色々な思惑があって、今日のような形になりました。調教では大変ですが競馬では我慢してくれます。レースで上手に走ってくれるのがこの馬の強みだと思っているので、今日も安心して乗っていました。流れのいい形ではなかったので少し苦しいなと思いながらでしたし、直線でも課題を見せていてそれを修正しなければいけないとも思いますが、それでも勝ちきれたので良かったです。秋華賞ではより能力を出せる形で向かえればと思います」

2着 ビーチサンバ(福永祐一騎手)
「当初、後方からじっくり行くつもりでしたが、スタートも良く中団からになりました。それでも長くいい脚を使ってくれました。元々スタートは速くないですが、こういう形もありかもしれません。強い馬相手によく頑張ってくれています。速い時計にも対応できましたし、今後に向けて選択肢の広がる内容でした」

3着 ウィクトーリア(戸崎圭太騎手)
「今回もゲートはおとなしくスムーズに出てくれました。最初、位置取りが固まらない中でもリズムよく運んで、最後もいつもより反応が遅いかなと思ったのですが、その後反応してくれて交わしたと思いましたが、交わされてしまいました。これを使ってさらに良くなってきそうです」

4着 シゲルピンクダイヤ(和田竜二騎手)
「焦れ込んで少し苦労したもののゲートはスムーズに出てくれましたし、そこそこの位置で流れに乗って前が開いた時反応して突き抜けるかと思いましたが、それまでの焦れ込みが響いたのか、難しい競馬になってしまいました」

5着 メイショウショウブ(池添謙一騎手)
「距離が気になっていましたが、最後に脚色が鈍ったのはやっぱり距離だろうと思います」

6着 スイープセレリタス(C.ルメール騎手)
「距離が長いかもしれません。外枠から逃げてペースをコントロールすることができました。冷静に走ってくれましたが、最後は切れ味がありませんでした。この速い馬場で重賞を戦ってきたメンバー相手に速い脚を繰り出すことができませんでした。内容は悪くありませんでしたが、この馬には経験が必要です。まだ良くなる馬です」

9着 シャドウディーヴァ(岩田康誠騎手)
「トモが良くなってクタクタ感がなくなりました。ゲートも出るようになっていましたが、道中脚がたまらなかったのか、休み明けなのか、前に行きすぎたのか、敗因がよくわかりません」

10着 ビックピクチャー(岩田望来騎手)
「位置取りが後ろになりましたが、連闘後の中2週のローテーションでも頑張っています。コーナーで距離ロスがあり、直線では左に張るようなところがありました。この馬なりには頑張っていると思います」

(via ラジオNIKKEI 

 

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