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ホーム勝負の明暗シンザン記念 2019【回顧】今後もロードカナロア産駒には注目!次走狙える馬も公開!

シンザン記念 2019【回顧】今後もロードカナロア産駒には注目!次走狙える馬も公開!

こちらのコラムでは「キングスポーツの予想結果」とは別に、客観的な視点でのレース回顧をお届けしています。それこそが「明日の夢馬券獲得」の糧となると考えています。

もちろん、会員の皆様も、回顧を読んで頂く中で競馬の引き出しをドンドン増やして頂きたい。間違いなく、今後の競馬ライフは充実したものになりますのでご活用ください!

 

勝負の明暗 はここだった!

【回顧】シンザン記念 2019 における勝負の明暗

馬 名 騎手 タイム 着差 通過 上3F 単勝 調教師
2 2 ヴァルディゼール 北村友一 1.35.7      07-07 35.3 4 6.8 (栗)渡辺薫彦
1 1 マイネルフラップ 吉田隼人 1.35.7 クビ    11-10 35.0 10 32.7 (栗)梅田智之
7 10 ミッキーブリランテ 坂井瑠星 1.35.9 1 1/2    08-07 35.4 2 5.4 (栗)矢作芳人
7 9 パッシングスルー 池添謙一 1.36.1 1 1/4    05-05 35.8 5 7.6 (美)黒岩陽一
3 3 ハッピーアワー 秋山真一 1.36.1    10-10 35.4 3 6.2 (栗)武幸四郎
6 8 ミヤケ 松山弘平 1.36.3 1 1/4    12-10 35.4 11 215.2 *(栗)村山明
4 4 ゴータイミング 武豊 1.36.3 クビ    03-04 36.2 7 17.3 (栗)松永幹夫
5 5 アントリューズ 川田将雅 1.36.5  3/4    08-07 36.0 1 2.8 (美)栗田徹
5 6 ドナウデルタ 福永祐一 1.36.7 1 1/2    05-05 36.4 6 9.4 (栗)石坂正
10 8 12 コパノマーティン 藤岡康太 1.36.7 ハナ    01-01 36.9 12 280.9 *(栗)村山明
11 8 11 シャドウエンペラー 和田竜二 1.37.3 3 1/2    03-02 37.2 9 30.7 (栗)岡田稲男
12 6 7 ニホンピロヘンソン 浜中俊 1.37.5 1 1/2    02-02 37.5 8 23.0 (栗)安達昭夫

 

改めて語るまでもないかもしれないが、昨年の【シンザン記念】を制したのがアーモンドアイ

 

そのレース回顧において、私は

追われるとゴムまりのように弾けるところなどジェンティルドンナに近いものを感じる。まだ、揉まれた時にどうかという不安はありつつも、ひょっとしたら恐ろしい程の大器かもしれない。将来「あのシンザン記念が伝説の始まりだった」と言えるような日がくるかも・・・。

と記したが、まさしくその通り、ここを勝った勢いに乗って【桜花賞】を制し、三冠牝馬になり、そして【ジャパンカップ】を勝って日本競馬界の頂点に立った。

海外挑戦が予定される今年は、日本競馬界の歴史を塗り替えるような活躍を見せてくれるかもしれない。本当に楽しみだ。

 

そして、当然のように今年は「第2のアーモンドアイ」の出現が期待されることになった。

 

注目は「父・ロードカナロア」

ホープフルステークス 2018 優勝したサートゥルナーリア

現在の日本競馬界において、アーモンドアイと同じようにファン・関係者の注目を集めているのが「ロードカナロア産駒」だ。

アーモンドアイはもちろん、G1【マイルチャンピオンシップ】を勝ったステルヴィオ、更に先日のG1【ホープフルステークス】を制し「明け3歳世代の最強候補」と噂されるサートゥルナーリアなど、これでもかとばかりに活躍馬を輩出している。

今回の【シンザン記念】においても

「第2のアーモンドアイ」は、アーモンドアイと同じくロードカナロア産駒から出てくる筈

という競馬ファンの声が大きかったようだ。

 

そんな中、今回出走したロードカナロア産駒は3頭。いずれもレース前から注目を集めていたが、結果は明暗が分かれた。

ヴァルディゼール 着(4番人気)

アントリューズ 着(1番人気)

ドナウデルタ 着(6番人気)

敗れた2頭には、それぞれ理由がある。

アントリューズは、鞍上曰く「(京都にしては)重い馬場が合わなかった」

ドナウデルタは「スペースがなかった」

だが、それを除いても、やはり将来性を含めて優勝したヴァルディゼールに魅力があるように思える。

 

かなりのレベルにまでいける馬

ロードカナロア産駒の最大の魅力は、前半から好位を狙っていけるスピードと、瞬発力と息の長さを兼備した末脚だとみているが、今日のレースぶりからも、その良さをしっかり備えている馬であることがわかった。

ゲートがやや苦手らしいが、逆に大きなノビシロも感じる。

すぐに「第2のアーモンドアイ」とまでは言えないが、少なくともマイル路線ならかなりのレベルまで狙っていける素材だと思う。覚えておいてほしい。

 

前走、千両賞組には注意が必要だ

一方、2着に激走したのは何と10番人気の伏兵・マイネルフラップだった。

人気薄の馬が上がり3ハロン最速の脚を繰り出し、上位に絡んできたのだから驚かれた方も多いだろうが、冷静に過去の傾向を振り返ってみると好走は不思議ではない。

傾向というのは「前走、千両賞組がシンザン記念に強い」というもの。

 

近年でいうと

2017年優勝馬 キョウヘイ ⇒ 前走【千両賞】

2016年優勝馬 タイセイスターリー ⇒ 前走【千両賞】

このように【千両賞】組が2016年、2017年を連覇していた。

そしてマイネルフラップはその【千両賞】で優勝してここに臨んでいたのだから、好走は当然か。

 

なぜ千両賞組は強いのか?

なぜ【千両賞】組は強いのか?

ハッキリとした理由はわからないが、恐らくタフな阪神マイルをこなせるような馬は、直線が平坦な京都マイルは楽に感じる、といったことかもしれない。

もちろん、競馬は過去のデータがすべてではない。

だがデータを知った上で取捨選択」をできるようになれば、より予想の精度は上がっていくだろう。ということで、皆様も「シンザン記念は千両賞組が強い」ということを頭に入れておいてほしい。

 

今回こそ敗退するも未来で期待が持てる穴馬は必ず埋もれている!!近い将来に高確率で爆走するだろう穴馬をお知らせしています。

次走こそ狙え!この馬が未来の主役だ!

今回の「未来の主役」としてご紹介するのは

4着のパッシングスルー

勝ち馬から0.4秒差の4着だから、必ずしも惜しいレースだったとはいえない。

だが、関東からの遠征、ましてや牝馬だったという点を考慮すれば、むしろ価値ある結果ではないだろうか。

勝負どころでもたついたものの、直線では盛り返そうとする勝負根性も見せていた。

今後、牝馬限定戦に出走ならかなりやれるだろう。注目だ。


 

【シンザン記念 2019】を見逃した方は下記からご覧下さい。

 

【シンザン記念 2019】のレース後の関係者のコメント

~レース後のコメント~
1着 ヴァルディゼール(北村友一騎手)
「嬉しいです。ゲート自体は安定している馬ではないので、ゲートを出て好位で競馬をしたいと思っていました。まだ幼いので、抜けてからフワフワする面を見せていましたが、それも能力のある証拠だと思います。その辺は成長に期待したいです。(厩舎に)重賞勝利を年明けからプレゼントできて嬉しいです」

2着 マイネルフラップ(吉田隼人騎手)
「進んでいかなかったので、腹をくくって決め手勝負に徹しました。4コーナーで他にぶつけられて逃げるような所がありましたが、よく盛り返してくれました」

3着 ミッキーブリランテ(坂井瑠星騎手)
「レース前はテンションが上がるところがありました。返し馬に行ったらいつもと同じ雰囲気になりました。ゲートは出てくれなくて、思っていたよりもポジションは一列後ろになりました。それでも何とか我慢してくれました。直線では良い脚を使って、一瞬勝ったかなと思いました。しかし、最後で脚が上がってしまいました。ここでもやれる所を見せましたし、これからも楽しみな馬です」

4着 パッシングスルー(池添謙一騎手)
「ポジションもよく、折り合いもついていい手応えで運べました。ただ、追い出してモタついて伸びあぐねました。それでも交わされてからまた伸び返すようなところを見せていたので、これがいい経験になると思います」

5着 ハッピーアワー(秋山真一郎騎手)
「前走のように折り合い重視のレースならもう少し伸びていたとは思います。今日は前の各馬を射程圏に入れてのレースだったので、前回ほどの脚を使えませんでしたが、いつもよりゲートを出てくれたのは収穫です」

6着 ミヤケ(松山弘平騎手)
「前に行こうと思ってレースに臨みましたが、1600mで思ったより行けず後方になってしまいました。道中はいい感じに進めて、最後はいい脚を使って差をつめてくれました」

8着 アントリューズ(川田将雅騎手)
「すごくいい馬です。ただ、その分跳びが軽い所があります。今日の京都は重たく感じる馬場なので、終始バランスを崩す走りをしていました。その分、脚をためきれませんでした。前が開いてからも苦しい走りになりました。良い馬であることは間違いないので、あとはそういうところに対応できるように走ってくれればいいと思います」

9着 ドナウデルタ(福永祐一騎手)
「ポジションを取れたのは良かったです。しかし、スペースがなくて、かわいそうなことをしました。申し訳なかったです」

11着 シャドウエンペラー(和田竜二騎手)
「3番手から進めましたが、手応えの割に伸びませんでした」

12着 ニホンピロヘンソン(浜中俊騎手)
「イレ込んでいたのが痛かったです」

(via ラジオNIKKEI 

 

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