毎日杯 2019【予想】ブラストワンピースに続け！出世レースの攻略ポイントを紹介！

活躍馬の脚質に注目

冒頭でも名前を挙げた「出世の象徴」ともいうべき２頭、アルアイン＆ブラストワンピース。

彼ら２頭には共通点がある。それは、

共に好位追走＆４角２番手から毎日杯を勝った

ということ。

近２年の優勝馬　注目は通過順

もちろん、彼らは力があったが、同時に前に行ける脚質も【毎日杯】向きだった。

では、どうして【毎日杯】は前に行ける馬が強いのか？その理由はコース形態にある。

阪神外回りコースは経験の少ない馬には走りにくい

もしも「阪神コースの印象は？」と問われたなら、大抵の人が「直線に坂があって、芝が少々重くて」くらいまでしか答えられないのではないか。

もちろん、それは事実なのだが、細かい部分をチェックすると、なかなか走りにくいコースであることがわかる。

走りにくさの最大の要因は

ということだ。

当然、どの馬もスピードが出てしまい、スタミナを浪費しやすいのだが、問題なのは、下りきった後、ラスト1ハロンあたりから、急激に勾配のきつい上りが始まること。

これが、いかに脚にくるか？スタミナが必要か？ましてや３歳戦だ。

毎日杯 2019 上位人気候補＆予想オッズ

2019年３月17日(日)現在　スクロールできます

毎日杯 2019　上位人気候補

【短評】ヴァンドギャルド（未定・藤原）

▼最近の主な戦績
きさらぎ賞 ４着
⇒１番人気の評価を集めた前走の【きさらぎ賞】だったが、まさかの４着に終わった。

だが、管理する藤原英昭師が「表面的には良く見えましたが、遠征が続いて、そういったところも多少あったかもしれません。急な雨で走りづらそうでしたし、反応がもう一つでした」と語っていたように、決して力負けではない。

恐らく疲れていた馬が、こうしてレースに戻ってきたのだから、立て直されたと考えてよいのだろう。今度は人気に応えたい。

【Check Point】⇒距離こそ違えど、ここ阪神は新馬勝ちを収めている舞台でもある。コース適性の高さが、馬の背中を押すことになりそうだ。

▼参考レース　きさらぎ賞

【短評】ケイデンスコール（北村友・安田）

▼最近の主な戦績
朝日杯FS 13着
⇒２走前の【新潟２歳Ｓ】を制した時点では「かなりの大物」だと考えていた。

実際に、レース回顧においては「ロードカナロア産駒だけに、距離がどうなるのかはわからない面もあるが、上手くいけばクラシック路線での活躍も見込めるだろう。追っていくべき逸材だ」と書かせてもらった。特に末脚の破壊力は抜群！

その後、休養に入ってしまったこともあり、ぶっつけで臨んだ【朝日杯】はダメだったが、今回は本領発揮といきたい。

【Check Point】⇒とにかく注目は状態ということになるが、先に目標がある分、完全には仕上げていないようだが、それでもまずまず動いている印象。臨戦態勢は整った。

▼参考レース　朝日杯FS

【短評】アントリューズ（田辺・栗田）

▼最近の主な戦績
シンザン記念 ８着
⇒上でご紹介したヴァンドギャルドと同様に、前走では重賞の１番人気を裏切ってしまった。

だが、やはりコチラにもハッキリとした理由がある。鞍上の川田曰く「すごくいい馬です。ただ、その分跳びが軽い所があります。今日の京都は重たく感じる馬場なので、終始バランスを崩す走りをしていました。その分、脚をためきれませんでした」とのこと。

敗因を語ったあと、最後にもう一度「良い馬であることは間違いない」と強調した。名手の思いに、馬は応えられるか？

【Check Point】⇒気になるのは「重い馬場があっていない」という点だ。阪神の芝は、良馬場でもパワーが求められると言われている。それだけに、どう戦うか？注目したい。

▼参考レース　シンザン記念