朝日杯フューチュリティステークス 2017 予想「必見！３つのポイント」

2017年12月15日

18603

2017tatosu_image15 — 超豪華メンバーがしのぎを削る瞬間まであと僅か！

朝日杯フューチュリティステークス 2017　枠順発表

1	1	ダノンプレミアム		川田	中内田充
1	2	フロンティア		岩田	中内田充
2	3	タワーオブロンドン		ルメール	藤沢和雄
2	4	ライトオンキュー		四位	昆貢
3	5	ケイアイノーテック	*	幸	平田修
3	6	アサクサゲンキ		武豊	音無秀孝
4	7	ヒシコスマー	*	松山弘	清水久詞
4	8	ファストアプローチ	*	シュミノ	藤沢和雄
5	9	ムスコローソ	*	池添	手塚貴久
5	10	ステルヴィオ	*	Ｃ．デム	木村哲也
6	11	カシアス		浜中	清水久詞
6	12	ダノンスマッシュ		福永	安田隆行
7	13	アイアンクロー	*	酒井学	斉藤崇史
7	14	ダブルシャープ	*	和田竜	渡辺薫彦
8	15	ケイティクレバー		小林徹	目野哲也
8	16	イシマツ	*	加藤祥	森秀行

*乗り替わり

2017年12月13日【追記】仮想レース実況を公開しました。お時間のある方は、イヤホンなどで聴いて下さい！！

この直線に、朝日杯フューチュリティステークス 2017 の全てがある！

朝日杯フューチュリティステークス 2017 予想

?スペシャルウィーク、グラスワンダー、エルコンドルパサー、セイウンスカイなど

「あの熱かった1998年！黄金世代に匹敵するニューヒーローたち」

具体的な【朝日杯FS】の話をする前に！どうしても申し上げたいことがある。それは・・・

今年の２歳牡馬勢のレベルがかつてないほどに高そうだ！

ということ。

私も予想家歴が40年近くなる。何千、何万頭もの馬を見てきた。だから、２歳馬の将来性は、大抵の場合は見抜けるつもりだ。そんな私が、思わず「何頭、素質馬が出てくるんだ！」と叫んでしまったのが、先日の【京都２歳ステークス 2017】のレース後だ。

このレースを上がり３ハロン最速で制したグレイル（野中厩舎）の迫力満点の走りっぷりに、驚いた方は多いだろう。

だが、その１週前の【東スポ杯２歳ステークス 2017】も負けてはいない。

勝利したワグネリアン（友道厩舎）は父ディープインパクト譲りの爆発力を見せたし、久々の実戦にもかかわらず２着に激走したルーカス（堀厩舎）の将来性は、世界のモーリスの弟という血統背景からも間違いない。

そこに、ダノンプレミアムやタワーオブロンドンなど、この後ご紹介する今週の【朝日杯フューチュリティステークス 2017】の面々が加わるのだ。

現在の３歳世代のレベルの高さにも何度も驚かされてきたが、ひょっとしたら、２歳世代はそんなものではとどまらない。

日本競馬史上において、最もハイレベルだった世代のひとつといえば？

約20年前の1998年のクラシック世代ではないだろうか。

ダービー馬スペシャルウィークに、２冠馬セイウンスカイ、更には今や懐かしいマル外産駒のエルコンドルパサーやグラスワンダーが形成した「黄金世代」。この黄金期に今年の２歳世代は並ぶかもしれない！

私たちは、それほどの世代の、熱い戦いの目撃者になれるのだ！

私自身も、競馬予想家という立場はひとまず抜きにして「一人の競馬ファン」として、非常に興奮していることをお伝えしておきたい。

伝説の16万馬券を再び会員様へ

2013年３連単 6-11-14 162,960円の興奮は今でもすぐに思い出せる！

ひとまず興奮は沈めて、ここからはレースの話に移りたい。以前からご利用頂いている会員様であれば、キングスポーツと 朝日杯フューチュリティステークス との相性の良さはご存知だろう。
何と、2013年の超特大16万馬券をはじめとして、高配当馬券を連発！牝馬の阪神ジュベナイルフィリーズも得意としているが、実はこちらも勝ちまくってきたのだ。

ちなみに当時の開催は中山。2014年よりコースは阪神へと替わったが、舞台がどこであろうが、やるべきことは変わらない。

２歳戦に対する圧倒的な強さに、先日のチャンピオンズカップ 2017 の馬連4140円的中など、12月競馬での絶好調が加われば鬼に金棒！歓喜の再現を宣言する。

それでは、主な出走予定馬をご紹介した後、レースの考え方をお伝えしたい。

朝日杯FS 主な出走予定馬　2017/12/10現在

オッズ	出走予定馬	鞍上
2.4	ダノンプレミアム	川田
3.5	タワーオブロンドン	ルメール
4.8	ステルヴィオ	Ｃデムーロ
12.3	フロンティア	岩田
14.5	カシアス	浜中
22.5	アサクサゲンキ	武豊
28.5	ケイアイノーテック	幸
35.6	ダノンスマッシュ	未定
40.1	ダブルシャープ	和田

さて朝日杯フューチュリティステークス 2017 だが、間違いなく人気を集めそうなのが、これからご紹介する３頭だ。実績の少ない２歳戦ということもあり「３強」とまで言い切るつもりはないが、確かに素質のある面々だと思う。

朝日杯フューチュリティステークス 2017 有力馬

素質抜群！上位人気候補の３頭

?ダノンプレミアム（川田将雅・中内田厩舎）

▼最近の主な勝ち鞍
サウジアラビアＲＣ（G３）
?底知れない素質を感じる。快勝した前走のサウジアラビアＲＣでは、スタート直後からスッと流れに乗って好位につけると、直線でも全く危なげなく、２着馬に２馬身近い差をつけてのレコード勝ち！それも休み明けの仕上がり途上だったのだ。今年、絶好調の中内田厩舎の所属馬だけに、ここでも素晴らしいパフォーマンスを見せてくる筈だ。

?タワーオブロンドン（ルメール・藤沢和雄厩舎）

▼最近の主な勝ち鞍
京王杯２歳Ｓ（Ｇ２）
?上がり３ハロン最速の脚で差し切りを決めた前走の京王杯２歳Ｓを含め、ここまで４戦３勝２着１回。能力の高さと共に、経験豊富であるという点は、強調できる材料だろう。スピード型の馬だけに、恐らく1400Ｍ～1600Ｍがベストか。となると来年のクラシックが視野に入らないだけに、是が非でも、このＧ１は獲りたいだろう。

?ステルヴィオ（Ｃデムーロ・木村厩舎）

▼最近の主な好走
サウジアラビアＲＣ（２着）
?サウジアラビアＲＣではダノンプレミアムに完敗の２着。だが、スタートで立ち遅れたことで、後方からのレースになってしまった。上がり３ハロンんでは、ダノンよりも１秒近く速いタイムを出していただけに、まともにスタートしていたら、もう少し違った結果だったかもしれない。そのあたりの「真実」は、今回の結果が証明することになる。

上位人気同士では決まらない！結果が証明！

だが、結論から言えば、彼ら３頭で決まることはないと断言する！

かつてないほど能力が拮抗している現在の日本競馬界においては、上位人気馬がそのまま上位を占めるというケースが非常に減っている。

例えば、2017年の平地Ｇ１、フェブラリーＳ 2017 から先日のチャンピオンズカップ 2017 まで全20のＧ１のうち、人気３頭で決まったのは僅か１度だけ！（そのレースは日本ダービー。２人気⇒３人気⇒１人気の順番で決まった）

ましてや２歳戦だ！同じ２歳Ｇ１の先週、阪神ジュベナイルフィリーズ 2017 でご紹介したことと重なるが、成長が著しい時期だけに、昨日まではひ弱だった馬が、今日になったら、急に古馬顔負けの逞しさを身につけていたなどというケースは山ほどある！

【関連】 2017/12/11　キングスポーツ編集長が決断！！

「朝日杯フューチュリティステークス 2017 予想「２強！どっちが消える？」

G12017年12月11日　ダノンプレミアム＆タワーオブロンドンの大本命２頭。キングスポーツが断言。片方は消える！

だから、大事なのは直近の調教！

ここにきて、グッと良くなってきた馬が伏兵の中に存在している事は、絶対に見逃せない点だ！

虎視眈々と一発狙う！主な伏兵

?フロンティア（岩田康誠・中内田厩舎）

▼最近の主な勝ち鞍
新潟２歳Ｓ（Ｇ３）
?好位追走から、直線で抜け出して快勝を収めた２走前の重賞、新潟２歳ステークスの内容が印象的。陣営は、自慢の息の長い末脚の先に、輝かしい未来をハッキリと見たのではないだろうか。前走のデイリー杯２歳Ｓこそ４着に敗れたが、休み明けを考慮すれば参考外。叩かれたことにより状態を取り戻した今回こそが、本領発揮の場面！

?カシアス（浜中俊・清水久厩舎）

▼最近の主な勝ち鞍
函館２歳Ｓ（Ｇ３）
?勝利を収めた２走前の函館２歳Ｓはもちろん素晴らしかったが、それよりも印象的だったのは、前走の京王杯２歳Ｓ。タワーオブロンドンの先着を許して２着に終わったものの、休み明けで身体が重そうに見えた。それでもまとめてくるのだから、大したもの。清水久厩舎といえば、大先輩のキタサンブラックがもうじき引退。次のエースに名乗りを挙げたい！

?アサクサゲンキ（武豊・音無厩舎）

▼最近の主な勝ち鞍
小倉２歳Ｓ（Ｇ３）
?２走前の重賞、小倉２歳Ｓを堂々の快勝！厳しいハイペースの中を好位追走したことに加え、４角では大外を回されるロスがあった点を考慮すれば、単に勝利したという事実以上に「内容」において価値があると評価している。「距離がやや長いのでは？」という見られ方をしているが、そこを埋めるのが鞍上だ。豊マジックが炸裂すれば、チャンスは十分！